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過去作品について③/虚構 "Make-believe"(Empty_3)2020


この作品は「Empty(空無)」シリーズの三作目となり、2020年に制作したものである。前二作(幻影・透過)はギリシャ彫刻へのオマージュ的な性質を含んでいるが、この作品ではこれまでの試みを踏まえながら、私自身の表現を更に思索した。その結果、人物のフォルムは重力に押し潰されたかのように崩れて座像となり、《虚構》のような存在となった。しかし、それは人物の機能と非機能や、具象と抽象などの境界を示唆し、具象的なイメージに留まらない”境界”を直観した。この試みは、その後の「Cloud(雲)」シリーズへと発展する。










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