滋賀県近江八幡市にある、かわらミュージアムを訪れた。近江八幡市は瓦の町であり、その町づくりの拠点として、この博物館はつくられた。10棟ほどの建物が連なってできているが、屋根だけで無く床や壁など様々な場所に、2万4000枚に及ぶ瓦が使われている。
館内には鬼瓦や瓦人形も展示されており、造形プロセスや道具なども紹介されていた。使用された石膏型も展示されていたが、一枚の型でできており、抜け勾配を意識した造形であることが確認できた。また、屋根に設置した際に、遠距離から映える表現手法が、石膏型の彫りの深さからも理解できる。
私は瓦の炭化焼成によってできる燻銀の色合いが好きだ。以前、三重県亀山市にある関宿の連なる屋根景色を見た時にも感じたが、瓦は屋根に設置された際に、そこにできる陰影と合わさることで素材が活かされるのだと思う。
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かわらミュージアム
〒523-0821 滋賀県近江八幡市多賀町738−2